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ひなこおめでとう 渋野メジャー制覇、歓喜の岡山

渋野選手の全英女子オープン優勝を伝えるデジタルサイネージ(電子看板)のニュース=JR岡山駅南地下道
渋野選手の全英女子オープン優勝を伝えるデジタルサイネージ(電子看板)のニュース=JR岡山駅南地下道
 「ひなこおめでとう」「勇気をもらった」―。AIG全英女子オープンで優勝し、快挙を成し遂げた渋野日向子選手(20)。地元岡山でも5日、歓喜に沸き、感動や賞賛の声が相次いだ。西日本豪雨で被災した出身地の岡山市東区平島地区では「励まされた」との声も聞かれた。

 「今は『お疲れさま』といつもと変わらない言葉を掛けたい」

 岡山市東区の自宅で観戦した渋野選手の母・伸子さん(51)は安堵(あんど)した様子で話す。試合の日は毎朝、平常心で臨めるよう無料通信アプリLINE(ライン)で「今日も笑顔で」というメッセージを送った。「初のプロテストで合格できなかったことなど挫折を練習で乗り越えてきたことがプレーでの自信につながったのでは」と言う。

 母校の作陽高(津山市)ゴルフ部時代の仲間もテレビで応援した。寮生活を3年間共に送った流通科学大3年の女子学生(20)は「LINEで『ひなこおめでとう』と送ったら、『ありがとう』『帰ったら会ってまた話そう』と返信が届いてうれしかった」。1年先輩だった女性(22)も「今月、プロテストに挑むので、勇気をもらった」と話す。

 渋野選手は最終ラウンド、一時首位を明け渡すも、笑顔を絶やさないプレーで勝利を呼び寄せた。

 瀬戸内市のゴルフ練習場で何度か渋野選手に会ったという女性(79)は「声を掛けると、いつもあの笑顔で返してくれる」。岡山市北区のゴルフショップを訪れた飲食店経営男性(64)も「気負わず楽しんでプレーしていたのがよく分かる」と言う。

 今回の優勝は豪雨の被災者も元気づけた。

 渋野選手が小学生のころ、お菓子をよく買いに来ていたという駄菓子店の女性店主(85)は豪雨で店が浸水した。店を再開するかどうか迷っていた時に渋野選手の活躍に背中を押されたという。

 「孫のようなあの子が頑張るから自分も何とかしなきゃ、と。地元に帰ってきたら、彼女の大好きなお菓子をたくさんプレゼントしたい」

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(2019年08月05日 22時40分 更新)

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