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新庄で増田明美さんマラソン講演 元五輪代表、励ましの大切さ訴え

励まし合うことの大切さについて話す増田さん
励まし合うことの大切さについて話す増田さん
 元五輪女子マラソン代表でスポーツジャーナリストの増田明美さんが28日、岡山県新庄村で「自分という人生の長距離ランナー」とのテーマで講演した。五輪の失敗で一時は死を考えた経験などを踏まえ、人同士が励まし合う大切さを訴えた。

 増田さんは、女子マラソンが五輪に初めて採用された1984年ロサンゼルス大会に出場。現在、日本パラ陸上競技連盟会長を務めており、同村が今回、講演を依頼した。

 講演では、ロス五輪で途中棄権し、帰国後、「非国民」という言葉を浴びせられ、精神的に追い詰められたことを紹介。「全国から寄せられた温かい手紙で少しずつ前向きになった」と振り返った。

 再起を懸けた88年の大阪国際女子マラソンでも「おまえの時代は終わった」という沿道の声で一時足が止まったものの、後続選手たちから励まされ、感謝の涙を流しながらゴールしたエピソードを披露。「困っている時に支え合う人間関係が広がっていけば、幸せな共生社会を実現できる」と強調した。

 住民ら約90人が聴講。講演に先立ち、子どもを対象にした走り方教室の指導にも当たった。

(2019年07月28日 21時32分 更新)

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