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定期健診で異常、過去最悪を更新 18年、県内労働者の56.5%

定期健診で異常、過去最悪を更新 18年、県内労働者の56.5%
 岡山県内の労働者のうち、2018年の定期健康診断で何らかの異常が見つかった人の割合(有所見率)が、過去最悪の56・5%(全国平均55・5%)に上ったことが、岡山労働局のまとめで分かった。同局は適切な食事や運動など生活習慣の改善を呼び掛けている。

 労働安全衛生法に基づき、定期健診結果の報告を義務付けている従業員50人以上の事業所を対象に約20万7千人分を集計。データが残る03年以降で、過去最悪だった09年(55・3%)を上回った。

 検査は11項目で、コレステロールや中性脂肪といった血中脂質の異常が31・8%(全国平均31・7%)と最も高かった。血圧18・6%(16・0%)、肝機能16・6%(15・5%)、血糖値11・3%(11・6%)と続き、これらの有所見者は心臓疾患や脳疾患を引き起こすリスクが高まるとされる。

 業種別で見ると、ガス・電気工業が77・3%、運輸業が67・9%と高くなっており、同局は「不規則な勤務体系にあり、精神的疲労のたまりやすい業種で高い傾向にある」と分析する。

 4月の働き方改革関連法施行で時間外労働(残業)の上限規制が順次設けられており、「有所見者の減少が期待される」と同局の織田彰彦労働衛生専門官。ただ、県内では毎年10人前後が過重労働による心臓疾患や脳疾患が原因で労災認定を受けており、「十分な休息を取るとともに、カロリーの高い食事を避け、適度な運動を心掛けるなど規則正しい生活をしてほしい」としている。

(2019年07月28日 11時46分 更新)

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