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天満屋が広島アルパーク撤退 売り上げが低迷、20年1月閉店

来年1月末の閉店が決まった天満屋広島アルパーク店
来年1月末の閉店が決まった天満屋広島アルパーク店
天満屋が広島アルパーク撤退 売り上げが低迷、20年1月閉店
天満屋が広島アルパーク撤退 売り上げが低迷、20年1月閉店
 天満屋(岡山市北区表町)は26日、広島アルパーク店(広島市西区井口明神)の営業を来年1月末で終了すると発表した。複合商業施設「アルパーク」の核テナントとして1990年にオープンしたが、近年は周辺に大型商業施設の進出が相次ぎ、売り上げが低迷。今後も回復が見込めないと判断した。

 アルパークは、広島市中心部から西の住宅地に立地する。3棟のうち天満屋は西棟1~4階に入居し、売り場面積は約2万6千平方メートル。衣料品や食料品など約300ブランドをそろえ、ピークの1996年2月期売上高は200億円を計上した。

 しかし、リーマン・ショック(2008年)の影響などで、業績は徐々に低迷。特に追い打ちを掛けたのが、ゆめタウン廿日市(15年開業)、ジ・アウトレット広島(18年開業)など大型商業施設との競合激化だった。15年度からは4年連続で営業赤字を計上し、18年度(19年2月期)の売上高は過去最低の114億円まで落ち込んでいた。

 撤退は、テナントの賃貸借契約が来年4月で満期となることもあり決断。社員69人は希望を聞き取りながら配置転換する。広島県内の店舗は福山店(福山市元町)と広島緑井店(広島市安佐南区)の2店のみとなる。

 天満屋は12年3月に広島八丁堀店(同市中区)、13年4月に福山市の大型商業施設「福山ロッツ」と不採算店を相次いで閉めた。14年3月には高松天満屋も閉店した。アルパーク店の閉店により、同社の店舗は岡山、広島、鳥取県内の6店となる。

 江国成基社長は「新規ブランドの誘致などさまざまな施策を講じてきたが、回復の見込みが立たず、苦渋の選択をした」とのコメントを出した。

(2019年07月26日 22時10分 更新)

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