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吉備中央の廃校舎に犬猫保護施設 29日オープン、譲渡会定期開催

キャットタワーを備えた猫用飼育部屋
キャットタワーを備えた猫用飼育部屋
犬猫の保護施設「ティアハイム小学校」がオープンする旧大和中
犬猫の保護施設「ティアハイム小学校」がオープンする旧大和中
 2014年3月に閉校した岡山県吉備中央町宮地の旧大和中に29日、犬猫の保護施設「ティアハイム小学校」がオープンする。当面は猫の受け入れから始め、新たな飼い主を見つけることで殺処分ゼロを目指す。

 鉄筋3階の校舎1棟(延べ約1900平方メートル)を活用。2階の2室を猫用飼育部屋に改修し、木材を組み合わせた遊具・キャットタワーを設けた。40匹まで収容できる。1階保健室跡は医務室とし、避妊・去勢手術用の設備やレントゲン機器などを備えている。

 猫の引き取りは一般市民と行政機関を対象とし、費用は個体の年齢に応じて1匹3千~3万円。新しい飼い主は随時募り、譲渡会も定期的に開く。

 ペット用品通信販売などのDCイノベーション(岡山市北区)が設立した一般社団法人「ティアハイム小学校」が運営。同法人によると、廃校舎を活用した同様の施設は全国初という。

 犬の受け入れ時期は未定で、猫の保護状況などを見極めながら施設の整備を進める。併せて企業スポンサーも募る。

 整備費は2千万円。町と年200万円の賃貸借契約を結んでいる。施設管理者の小川弘司さん(43)は「行き場を失った犬猫を1匹でも多く救いたい。廃校舎活用のモデルケースにもなれば」と話している。

 県動物愛護センターなどによると、18年度に県内で殺処分された犬と猫は計129匹(病死などを含む)。

(2019年07月27日 14時06分 更新)

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