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改めて存在価値示すファジ喜山 ボランチで先発復帰、2連勝に貢献 

改めて存在価値を示す喜山康平
改めて存在価値を示す喜山康平
 前々節の鹿児島戦と前節の琉球戦でボランチとして先発に復帰し、2連勝に攻守で貢献。J2ファジアーノ岡山の喜山康平(31)が、改めて存在価値を示している。

 開幕当初は左サイドバックで出場機会を得たが5月中旬から約2カ月、スタメンを外れた。転機は千葉との天皇杯初戦(3日)。3年前にファジアーノに戻ってきてから初のボランチで出場し、ピンチの芽を摘む激しい寄せと正確なパス配球を見せ、有馬監督にアピールすると、鹿児島、琉球戦にも起用された。「ボールを奪ったり、パスコースを消したりする部分がうまくできた」と喜山。守備力のあるボランチが多くないチームにとって貴重な戦力であることを印象づけた。

 「サッカーを楽しめ」―。今オフ、小学校時代の恩師(菅澤大我・なでしこリーグ2部ちふれ監督)にそう言葉を掛けられた。主将という立場もあって昨季までは練習や試合で厳しい顔を見せることが少なくなかった。「ちょっと最近忘れていた部分だった。楽しむことで余裕も出てくる」。ピッチで増えた笑顔も好プレーを生んでいる要因かもしれない。

 2007年にJ2東京Vから当時中国リーグのファジアーノに加わると日本フットボールリーグ(JFL)、J2昇格の原動力になった。11年は讃岐で再びJFLを戦い、翌年J2松本に引き抜かれ、主力として初のJ1に導いた。「下のカテゴリーにいくたびに絶対にここで終わるもんかと強く思ってきた」。そのサッカー人生を支えてきたのは反骨心だ。

 18歳でファジアーノに加入してから13年。「いろいろなチームに行ったけど、ここは僕にとって特別なクラブ。J1の舞台に上げたい」。クールに見えて、熱いハートの持ち主は使命感を胸に戦っている。

(2019年07月20日 14時43分 更新)

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