1970年代から90年代に数々の有名ロックバンドで活躍し、日本でも絶大な人気があった英国人ドラマーのコージー・パウエル(1947~98年)をたたえる私設博物館が岡山市に誕生した。コージーに憧れるアマチュアドラマーが、彼が愛用したものと同型のドラムセットや、直筆サインなどの“お宝”を公開し、「若い人たちにも、こんなにかっこいいドラマーがいたことを知ってほしい」と呼び掛けている。
会社員冨山政志さん(53)が同市南区西高崎の自宅兼カフェ1階を改装し、5月にオープンした。
コージーはジェフ・ベック・グループ、レインボー、ホワイトスネイクなどに在籍し、二つのバスドラムを両足で鳴らす「ツーバス」など迫力ある奏法が魅力だった。コンサートでは壮麗なドラムソロを見せ、日本の音楽誌の人気投票で何度もトップに選ばれた。
冨山さんは中学生の頃、テレビでコージーの演奏を見て「これだ!」と感動し、自分もドラムをたたき始めた。彼の死後はさらに思いが募り、使っていたドラムメーカーのビンテージ品を探し、同じ装飾を施すなど、収集を続けてきた。
博物館では、20畳ほどの室内にコージーモデルのドラムセット3台を展示。スティック、スタッフジャンパー、写真など数百点のコレクションも並ぶ。
コージーの肖像画もある。98年に予定されていた倉敷市でのコンサートでプレゼントするはずだったが、コージーはけがをして来日できず、間もなく自動車事故で亡くなり、渡しそびれたという。
開館後は全国からファンが訪れている。冨山さんは「僕の中ではずっとコージーは生き続けている。感謝しかない」と話している。
原則日曜祝日の午前9時~11時、午後2時~4時に無料で公開。不在の場合もあり、カフェ サユリ(086―363―5390)に確認を。コージーモデルのドラムを演奏する冨山さんのライブは20日午後7時、ライブハウス・モグラ(岡山市北区中央町)で開かれる。
会社員冨山政志さん(53)が同市南区西高崎の自宅兼カフェ1階を改装し、5月にオープンした。
コージーはジェフ・ベック・グループ、レインボー、ホワイトスネイクなどに在籍し、二つのバスドラムを両足で鳴らす「ツーバス」など迫力ある奏法が魅力だった。コンサートでは壮麗なドラムソロを見せ、日本の音楽誌の人気投票で何度もトップに選ばれた。
冨山さんは中学生の頃、テレビでコージーの演奏を見て「これだ!」と感動し、自分もドラムをたたき始めた。彼の死後はさらに思いが募り、使っていたドラムメーカーのビンテージ品を探し、同じ装飾を施すなど、収集を続けてきた。
博物館では、20畳ほどの室内にコージーモデルのドラムセット3台を展示。スティック、スタッフジャンパー、写真など数百点のコレクションも並ぶ。
コージーの肖像画もある。98年に予定されていた倉敷市でのコンサートでプレゼントするはずだったが、コージーはけがをして来日できず、間もなく自動車事故で亡くなり、渡しそびれたという。
開館後は全国からファンが訪れている。冨山さんは「僕の中ではずっとコージーは生き続けている。感謝しかない」と話している。
原則日曜祝日の午前9時~11時、午後2時~4時に無料で公開。不在の場合もあり、カフェ サユリ(086―363―5390)に確認を。コージーモデルのドラムを演奏する冨山さんのライブは20日午後7時、ライブハウス・モグラ(岡山市北区中央町)で開かれる。
(2019年07月18日 21時52分 更新)