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犬島に大輪の切り花オブジェ登場 瀬戸芸夏会期合わせ半田さん新作

鮮やかな切り花の木彫の前で「青や赤、白など色彩は移りゆく季節や時代を表している」と話す半田さん
鮮やかな切り花の木彫の前で「青や赤、白など色彩は移りゆく季節や時代を表している」と話す半田さん
 「瀬戸内国際芸術祭2019」夏会期の開幕を19日に控え、岡山市・犬島で17日、福武財団(香川県直島町)が進める「家プロジェクト」のギャラリーの一つ「C邸」が展示替えされ、色鮮やかな大輪の切り花オブジェがお目見えした。

 新作は、数年前から犬島の島民と交流を重ねてきた美術家半田真規(まさのり)さん=東京=が手掛けた「無題(C邸の花)」。世界的建築家妹島和世さんが築200年超の古民家を改修したC邸の床に、アサガオやガーベラ、ハイビスカスなどを思わせる直径1メートルほどの木彫を設置している。

 古来仏像などに用いられてきたクスノキを組み上げ、日本画の顔料で着色しており、「昔から犬島にあったかのような作品にしたかった。お年寄りのパワフルさや花が溶け込む島の風景から着想した」と半田さん。

 アーティスティックディレクターを務める長谷川祐子・東京都現代美術館参事は「切り花には祝福や鎮魂などさまざまな意味がある。犬島の精神的なシンボルになれば」と話した。

瀬戸内国際芸術祭の魅力を最新記事で紹介

(2019年07月17日 22時49分 更新)

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