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ブッポウソウ保護探るフォーラム 繁殖地の吉備中央で開催

ブッポウソウの追跡調査に関する報告などがあったフォーラム
ブッポウソウの追跡調査に関する報告などがあったフォーラム
餌を運ぶブッポウソウの親鳥=吉備中央町
餌を運ぶブッポウソウの親鳥=吉備中央町
 絶滅危惧種の渡り鳥・ブッポウソウの保護について考えるフォーラム(日本野鳥の会県支部主催)が14日、国内有数の繁殖地・吉備中央町内で開かれた。山階鳥類研究所(千葉県)の仲村昇研究員が、ブッポウソウの追跡調査を基に、西日本に比べて東日本への飛来数が少ない要因についての考察を披露した。

 仲村研究員は越冬地の環境の良しあしが影響しているとの仮説を立て、岡山、広島、鳥取、新潟、長野県の個体を記録機器を用いて追跡。その結果、いずれも大半が東南アジアのボルネオ島に行き着いたとし、「越冬地説」は立証できなかったと説明した。

 新たに国内の環境の違いに目を向け、東日本では巣箱が田園地帯ではなく山林に置かれることが多いと指摘。ムササビやテンなどの天敵に襲われやすく、個体数に影響を与えているのではないか、との仮説を示した。

 フォーラムには、県内外から約180人が参加。同会員や大学院生らによる研究発表もあった。

(2019年07月15日 14時09分 更新)

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