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燃え盛る大たいまつ担ぎ練る 福山・沼名前神社「お手火神事」

燃え盛る大手火を担ぎ、境内を練り歩く氏子ら
燃え盛る大手火を担ぎ、境内を練り歩く氏子ら
 鎌倉時代から続くとされる伝統行事「お手火(てび)神事」(福山市無形民俗文化財)が13日夜、福山市鞆町後地の沼名前(ぬなくま)神社であった。雨が降りしきる中、氏子らが燃え盛る大たいまつを担いで境内を練り歩き、無病息災や家内安全を祈った。

 午後8時に和太鼓が打ち鳴らされ、「大手火」と呼ばれる松や竹などを組んだたいまつ3基(いずれも長さ約4メートル、重さ約200キロ)に白装束の世話人7人が神火を点火。バチバチと音を立てて燃え上がる大手火を、水をかぶった氏子ら約100人が交代で担ぎ、威勢よく声を上げながら約100メートル先の拝殿を目指して石段を上った。

 石段には参拝者がずらりと並び、大手火が通り過ぎると大きな歓声を上げた。家の邪気を払うため、燃える火を小さなたいまつに移して持ち帰る人もいた。

 尾道市から訪れた男性(76)は「幻想的な神事で、夢中でカメラのシャッターを切った。男たちの勇姿にロマンを感じた」と興奮気味に話した。

(2019年07月13日 23時40分 更新)

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