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備前焼若手3人が共同ギャラリー 伊部に開設 地域活性化へ魅力発信

ギャラリー「Kai」をオープンさせた(左から)藤田さん、馬場さん、森さん
ギャラリー「Kai」をオープンさせた(左から)藤田さん、馬場さん、森さん
 備前焼の若手作家3人が備前市伊部地区に共同ギャラリーをオープンした。SNS(会員制交流サイト)なども使い、若い女性をはじめとした新たな客層に、土と炎の芸術とも呼ばれる焼き物の魅力をアピール。“備前焼の里”のさらなる活性化を目指していく。

 3人は市内で活動する森大雅さん(45)と藤田祥さん(41)、馬場隆志さん(36)。岡山県備前焼陶友会によると、複数作家による共同経営は珍しいという。

 窯元やギャラリーが並ぶJR伊部駅前通りの空き店舗(木造平屋約40平方メートル)を借り、シックな黒を基調に木の温かさを組み合わせた内装にリニューアル。手びねりして2度焼きした急須や、酸素の少ない環境で焼いて色味を変化させた花器、彫刻の技を取り入れた花入れなど150点を陳列した。

 3人は県備前焼陶友会青年部の活動で知り合い、3月には台湾で合同展を開催。「備前でも新しい風を吹かせよう」と8日にギャラリーを開設した。

 店は「Kai」と名付けた。国特別史跡・旧閑谷学校(備前市閑谷)のシンボル「楷(かい)の木」と、小舟を進める道具「櫂(かい)」にちなんだ。3人は「若い感性という櫂を手に作陶に励み、楷の木のように愛されるギャラリーにしたい」と話す。

 営業時間は午前10時~午後4時(土日祝日は同5時まで)。不定休。12日から4日間はオープン記念で、3人の備前焼で抹茶と菓子を振る舞う。問い合わせは同店(050―5361―9145)。

(2019年07月11日 15時55分 更新)

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