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3大学が災害救助ロボの技術競う 30日に岡山でコンテスト予選

予選に向けて調整や操作練習に励む岡山大チーム
予選に向けて調整や操作練習に励む岡山大チーム
 災害発生時に人命救助に当たるロボットを開発し、技術やアイデアを競う「レスキューロボットコンテスト」の西日本予選が30日、岡山市で開かれる。岡山県内で初めての予選開催で、昨年の西日本豪雨を機に災害への備えに対して意識が高まる中、注目を集めそうだ。県内からは3大学の学生チームが出場する。

 コンテストは、巨大地震で建物が倒壊した市街地を6分の1サイズで再現した会場で行う。ロボットを遠隔操縦し、がれきや障害物を取り除きながら、埋もれた要救助者の人形を捜索し、救出する。救助のスピードなどをポイント制で競う。人形には揺れや衝撃を測るセンサーを内蔵しており、荒く扱うと減点。優しく救い出す技術も問われる。

 西日本予選には、17チームが参加。県内からは岡山大、県立大、岡山理科大が出場する。最近は毎回参加しているという岡山大のロボット研究会は8人チームで3台のロボットを開発した。小回りが利くように昨年よりも小さく設計し、人形を運ぶ際にダメージを与えないよう、台の揺れが小さくなるよう工夫した。本番を前に、操縦技術を磨き、不具合の洗い出しに励む。

 キャプテンの工学部2年神原健人さん(20)は「災害救助に役立ちたい、と多くの学生がロボットの開発に取り組んでいることを知ってもらいたい」と意気込む。

 コンテストは阪神大震災の教訓を基に、大学教員らの実行委員会が2000年から毎年開催。西日本予選は神戸市、大阪府で行われてきた。初の岡山開催に副実行委員長の衣笠哲也岡山理科大教授は「県内でも西日本豪雨を機に、防災、減災への関心が高まっている。コンテストを通じ、救助技術の向上や普及の大切さを伝えたい」とする。本選(8月10、11日・神戸市)は東日本予選の結果と合わせ、ポイント上位などの14チームが出場する。

 西日本予選の会場はイオンモール岡山(岡山市北区下石井)の5階おかやま未来ホール。午後2時~5時半。無料で自由に観覧できる。

(2019年06月29日 10時49分 更新)

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