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世界ソフト準V 平林金属ク勢躍動 松田ら4選手「魅力伝えたい」

日本の銀メダル獲得に貢献した平林金属ク勢。(左から)八角、宇根、井上、松田の各選手、吉村アシスタントコーチ、新井アナリスト=プラハ
日本の銀メダル獲得に貢献した平林金属ク勢。(左から)八角、宇根、井上、松田の各選手、吉村アシスタントコーチ、新井アナリスト=プラハ
 チェコを舞台に23日まで開催されたソフトボール男子の世界選手権で日本が19年ぶりの銀メダルを獲得した。主力として活躍したのは、投打の大黒柱で4大会連続出場となった松田光(32)ら平林金属ク(岡山市)の4選手。国内で野球や女子ソフトに比べて注目度の低い男子ソフトの魅力を伝えたい―。そんな思いを胸に東欧の地で躍動した。

 ソフトは野球より塁間が狭く、投手と本塁間の距離は14・02メートルと約4メートル短い。速球派の130キロ台は野球の距離に換算すると体感速度は170キロ超ともいわれ、スピード感と迫力は圧倒的だ。

 松田のほか、平林金属ク勢は三塁手井上知厚(25)と二塁手八角光太郎(22)、遊撃手宇根良祐(23)が代表に名を連ね、日本の勝利に貢献した。「注目を浴びることが自分のエネルギーになる」。大勢の観客が連日詰め掛ける中、右の強打者・井上は2試合で豪快な決勝アーチを放った。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は今回、全試合をインターネットで配信し、SNS(会員制交流サイト)でも情報を発信した。「日本の反響も大きかった。少しでも楽しさを知ってもらえたなら良かった」と話す八角は随所で宇根と息の合った連係プレーを披露した。

 投げて打って“二刀流”の本領を発揮したのは松田だ。「現地の応援してくれる子どもたちのためにも頑張ろうと思えた」。試合後、サインや記念写真の依頼に丁寧に応える姿は他のメンバーも同じ。競技普及への思いが垣間見えた。

 鉄壁の守備でチームを何度も救った宇根は人を魅了するパフォーマンスを身上とする。幼い時に憧れたプレーが根源にあり、「今の自分を見た子どもたちが、あの頃の僕みたいになってほしい」と願う。

 五輪種目ではない男子は世界選手権が最高峰の舞台。国内4冠を昨季達成した平林金属クの吉村啓監督(日本代表アシスタントコーチ)は渡欧前、こう語っていた。「世界で結果を残すことが男子ソフトの最高のアピールになる」。その言葉通り、岡山が誇るヒラキンの精鋭が“四者四様”の輝きを放った。

(2019年06月24日 23時22分 更新)

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