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災害伝承碑は真備など県内3カ所 国土地理院がウェブ版で公開

「地理院地図」の画面。画像をクリックすると概要が閲覧できる
「地理院地図」の画面。画像をクリックすると概要が閲覧できる
 国土地理院が、過去に起きた地震や津波、洪水といった自然災害の記録を後世に伝承するため、ウェブ版の地図で始めた碑やモニュメントの情報公開で、岡山県内では3カ所の碑が紹介されている。

 県内の公開箇所は、西日本豪雨でも甚大な浸水被害が出た倉敷市真備町内が2カ所で、1893年に起きた大洪水の供養塔がある源福寺(同町川辺)と、1976年の台風17号による浸水被害を記録した川辺小(同)の碑。もう1カ所は鏡野町で、1892、93年の水害を伝える碑(同町宗枝)が対象となった。

 伝承碑の公開は、西日本豪雨で被災した広島県坂町で1907年の土石流被害を伝える石碑があったのに、あまり知られず防災の教訓とされなかった反省を踏まえた取り組み。ウェブ版の「地理院地図」に示された「自然災害伝承碑」の地図記号をクリックすると、碑の写真や概要の解説文が表示される。

 国土地理院では、今後も各市町村に伝承碑の情報提供を呼び掛けて、地図を定期的に更新する方針で「過去の教訓から地域ごとに発生しやすい自然災害を住民に知ってもらい、的確な防災行動や防災教育に役立ててもらいたい」(中国地方測量部)としている。

(2019年06月25日 10時48分 更新)

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