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吉備国際大が酒造り施設の蔵開き 淡路島のキャンパス、学習に使用

発酵タンク(手前左)を見学する出席者
発酵タンク(手前左)を見学する出席者
 吉備国際大は18日、農学部醸造学科のある南あわじ志知キャンパス(兵庫県南あわじ市)で、酒造りの学習に使う「自凝島蔵(おのころぐら)」の蔵開きをした。研究用酒類の製造免許を5月に取得したことを記念し、地元の酒造関係者らに施設を披露した。今冬には学生たちが日本酒とワインの仕込み作業に入る予定。

 自凝島蔵は醸造棟(鉄骨2階)の1階にあり、324平方メートル。酒造りに必要な麹(こうじ)、酒母をそれぞれ造る専用の部屋や醸造実験室などがあり、容量50リットルの発酵タンクを4基そろえている。学生の学習に使うほか、地元業者の酒の商品開発などにも協力する方針。蔵の名前は日本神話でイザナギ、イザナミが初めてつくった島「おのころ島」が淡路島だとする古い文献にちなんだ。

 蔵開きには島内の酒、地ビール、しょうゆといった醸造会社の代表、学生ら約60人が出席。同大を運営する順正学園の加計美也子理事長が「蔵での研究成果を通じ、地域産業の振興に貢献するとともに、人材の育成に努めたい」とあいさつした。神事の後、出席者の一部が施設を見学した。

 醸造学科は昨年4月に開設。醸造や発酵に関する知識や技術を学び、酒やしょうゆ、みそ、チーズといった食品の製造・管理を担う人材を育てる。施設の醸造免許が得られていなかった初年度は、学生たちが淡路島内外の蔵元に出向き、酒造りの実務を学んだ。

(2019年06月18日 23時06分 更新)

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