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元漫才師が描く福山城はカラフル 矢掛の画家・大西さん公開制作

完成した福山城の絵と大西さん(左)
完成した福山城の絵と大西さん(左)
 全国の城を描く取り組みを行っている元漫才師で画家の大西幸仁さん(58)=岡山県矢掛町=が16日、福山市三之丸の福山城公園内にある初代福山藩主・水野勝成像前で、同城と虹をカラフルに描いた縦1・5メートル、横3メートルの大作を公開制作した。

 同城は3カ所目で、漫才師時代に何度か福山を訪れ、親しみがあったため選んだ。作品のタイトルは「令和の福山城 虹で染まる」。キャンバス地に墨で城を描いた後、ピンク、紫、緑といった多彩な色のアクリル絵の具などで、城を包み込むように虹を表現。幻想的な雰囲気を演出した。虹には城を築いた武士や領民らの思いを込めたという。

 大西さんは兵庫県尼崎市出身。昨秋、地元の尼崎城天守が復元されたことに感動、令和時代になったのに合わせて5月に同城を描いたのを皮切りに城の絵を制作する取り組みを始めた。2カ所目は世界遺産の姫路城(姫路市)。今後、約140の城を描き、2021年の還暦の誕生日に江戸城を描いて完結させるという。

 この日の公開制作では約1時間で作品を完成させた。市民らも見学し、絵を写真に収めていた。女性(48)=福山市=は「描いている大西さんからエネルギーや気合が感じられた。城の絵が市内に飾られたらいいですね」と笑顔だった。

 大西さんは「福山城は『福の山』で、愛があふれている。勝成が福山を愛したように、地方を愛せる人が増えてほしい」と話した。

 作品の展示場所は未定。19日には岡山城(岡山市)を描く予定。

(2019年06月17日 18時19分 更新)

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