山陽新聞デジタル|さんデジ

倉敷で海ごみ削減考える講演会 山陽女子中・高生徒が現状を報告

プラスチックごみの海洋流入をテーマに開かれた環境講演会
プラスチックごみの海洋流入をテーマに開かれた環境講演会
 深刻化するプラスチックごみの海洋流入について考える環境講演会(倉敷市主催)が16日、同市福田町古新田のライフパーク倉敷で開かれた。沿岸海洋学者の磯辺篤彦・九州大教授と、瀬戸内海で漂流ごみの回収に取り組む山陽女子中・高地歴部の生徒が登壇し、現状と課題を報告した。

 磯辺教授は、ペットボトルなど世界で年間数百万トンものプラスチックごみが川から海へ流れていると指摘。漂流中に紫外線などの影響で砕けていき、微細な「マイクロプラスチック」になる過程を説明し「海水中の化学物質を吸着しやすく、魚や貝が食べると生態系を脅かす危険がある」と強調した。

 長野県で15、16日に開かれた20カ国・地域(G20)エネルギー・環境相会合で、政府が国内レジ袋の有料化を来年4月から実施する目標を掲げたことに触れ「問題に警鐘を鳴らす良い試み。二酸化炭素と同様、世界各国で削減目標を掲げ、抑制する動きが加速してほしい」と話した。

 山陽女子中・高生は、瀬戸内海に浮かぶ手島(丸亀市)に岡山など本州発のごみが多く漂着しているとし「啓発活動を続けて消費者の環境意識を高めていきたい」と訴えた。

 市民ら約200人が聴講。同中・高生が作ったパネル資料は、回収したごみと共に23日まで、山陽マルナカマスカット店(倉敷市松島)で展示している。

(2019年06月17日 09時03分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ