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命育む「泡」モリアオガエル産卵 真庭・蒜山の山林で求愛の大合唱

水辺の草むらで泡状の卵塊を作りながら産卵するモリアオガエル=15日午前0時19分、真庭市蒜山下和
水辺の草むらで泡状の卵塊を作りながら産卵するモリアオガエル=15日午前0時19分、真庭市蒜山下和
 命育む泡の揺り籠―。真庭市の蒜山地域でモリアオガエルが産卵期を迎えている。1匹の雌の背に一回り小さい雄たちが抱きついて泡状の白い卵塊を作り、新しい命を宿している。今月下旬まで続く見込み。

 モリアオガエルは、岡山県内では主に北部の山林に生息。直径15センチ程度の卵塊の中には200~800個の卵があり、1週間ほどでオタマジャクシになる。岡山県版レッドデータブックで「絶滅危惧2類」に指定されている。

 津黒いきものふれあいの里(同市蒜山下和)では、例年より1週間ほど遅い今月1日に初めて卵塊が確認された。辺りが漆黒の闇に包まれると、「コロロ」「ココココ」と求愛の大合唱。雌に群がった雄たちが一生懸命に粘液を脚でかき回して卵塊を作っている。

 雪江祥貴館長(34)は「カエルたちが待ちわびていた雨がようやく降ってくれた。命の営みをそっと見守って」と話している。

 観察などの問い合わせは同ふれあいの里(0867―67―7011)。

(2019年06月16日 21時19分 更新)

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