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豪雨決壊堤防 15日に復旧完了 岡山県、10河川18カ所

堤防の復旧工事が完了する小田川の決壊箇所=倉敷市真備町箭田
堤防の復旧工事が完了する小田川の決壊箇所=倉敷市真備町箭田
 岡山県は12日、西日本豪雨で決壊した県管理河川の堤防を元通りにする原形復旧工事が15日で完了すると発表した。国が管理する倉敷市真備町地区の小田川2カ所も同日までに工事を終える予定で、豪雨の発生から11カ月余りで10河川18カ所に上った県内の全決壊箇所で復旧が終了する。

 県によると、工事を進めていた5河川10カ所のうち、12日に同市真備町地区を流れる小田川支流の末政川と高馬川、岡山市東区の砂川の3河川6カ所で復旧が完了。いずれも盛り土で決壊前と同じ高さの堤防を築いてコンクリートブロックを施した。残る矢掛町の小田川3カ所、笠岡市の尾坂川1カ所は15日に完了する。

 砂川は、堤防を30センチ程度かさ上げする改良復旧も同時に完了。倉敷市真備町地区の真谷川を含めた小田川3支流も、決壊した堤防を0・5~1・5メートル高くする工事を9月の完成を目指して進める。

 一方、国管理の小田川では、14日にも復旧が完了する。決壊した2カ所は高梁川合流点から上流3・4キロと6・4キロの左岸で、いずれも100メートル区間で堤防を約20メートル拡幅した。小型無人機ドローンやICT(情報通信技術)を活用した重機を使うことで、工期を従来の工法より約2カ月間短縮したという。

 同県内では、国の緊急対策として小田川と高梁川との合流点付け替え工事や砂川の築堤といった治水機能を強化する事業が採択されており、いずれも2023年度までに完了させる。県河川課は「地元の協力もあり、(河川が増水する)出水期までに原形復旧する目標が果たせる」としている。

(2019年06月12日 23時55分 更新)

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