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火の女神 ダイナミック 猪風来美術館で野焼き作品公開

火の女神を躍動感たっぷりに表現した「ウフイカムイ」
火の女神を躍動感たっぷりに表現した「ウフイカムイ」
 新見市法曽の猪風来(いふうらい)美術館・市法曽陶芸館で、ダイナミックな火の女神の縄文野焼き作品が公開されている。縄文造形家の猪風来館長(71)=同市=が、17年前に北海道で1年以上かけて完成させた大作。「猪風来のウフイカムイ展」として、8月31日まで展示している。

 縦4・3メートル、横3・5メートル、高さ1メートル。粘土に渦巻き模様や約150の突起をあしらい、アイヌ語で「激しく燃えさかる火の神」を意味する「ウフイカムイ」を表現。複雑な突起が織りなす空洞でまが玉を描写したり、赤や黒のグラデーションを施したりと、見る位置や角度で印象が全く異なるように仕上げている。

 制作当時、“アイヌの聖地”と称される山の麓に暮らしていたことから命名。猪風来館長は「公開は十数年ぶり。地球や自然の持つ命のパワーを感じてほしい」とする。

 館内には猪風来館長らが手掛けた250点以上の作品も常設している。月曜休館(祝日の場合は翌日)。一般400円、高校生200円、中学生以下無料。問い合わせは同美術館(0867―75―2444)。

(2019年06月12日 17時21分 更新)

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