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人生にも影響「漫画愛」熱く語る 岡山で初イベント、次回は24日

観衆の前で好きな漫画への思いを語る「マンガピッチ」=5月22日
観衆の前で好きな漫画への思いを語る「マンガピッチ」=5月22日
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 漫画をこよなく愛する岡山市の男性が、人生を支えてくれた漫画への熱い思いをぶつけるイベントを始めた。その名も「マンガピッチ」。登壇者が3分程度、聴衆に一押し作品を紹介する。イベントの様子は動画投稿サイトYouTubeにアップし、作者にも「漫画愛」を届ける。

 5月下旬、岡山市の商業施設で初のマンガピッチが開催された。登壇したのは起業家、大学生ら8人。約40人に向かい、スクリーンに名シーンなどを映して発表した。

 単なる紹介でなく、自分の人生にどう影響を与えたかを語るのがルール。登壇者は人気作品「NARUTO」「鋼の錬金術師」などを挙げ「友情と絆の大切さを教えてくれた」「見返りを求めず、相手に多くを与えられたら、優しい社会になると感じた」と話した。

 岡山大4年の男子学生(22)はベストセラー「ONE PIECE(ワンピース)」を取り上げた。自己を成長させようとがむしゃらになり過ぎ、家族や友人を助けられているのかと自問自答した時期があったという。

 「主人公の夢は海賊王になること。だけど、人を救う時には夢のためでなく、ただ目の前の人のために頑張っている」と説明。「大切にしたい人の支えになれる自分でありたい」と締めくくった。

 イベント動画は後日、YouTubeに投稿予定。SNS(会員制交流サイト)を通じ、作者に見てもらえるようアプローチする。

 企画したのは、会社経営者山田邦明さん(34)=岡山市北区。子どもの頃から作者にファンレターを書くほどの漫画好きで、今も1年に約1300冊購入している。

 「友達とけんかした時、仕事がうまくいかなかった時。人生で悩んだ時に、背中を押してくれたのは漫画だった」と山田さん。好きという気持ちを周囲や作者に伝える場を作ろうと、開催した。今後、岡山で隔月開催を目指し、他県にも広げようと検討している。

 山田さんは「漫画を好きな気持ちが伝播(でんぱ)するようなイベントにしたい」と話している。

 ◇

 次回は24日午後7時、同市北区京町のカフェ&バー「もくもくガレージ」で開く。参加、観覧は無料。今後の日程などはイベント情報を一斉送信できる「LINE@」=QRコード=で知らせる。

(2019年06月12日 15時45分 更新)

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