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西日本豪雨で水没した写真を供養 真備でボランティア団体

写真が入った段ボール箱を祭壇に置き、読経する住職ら
写真が入った段ボール箱を祭壇に置き、読経する住職ら
 西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区で、水没した写真を洗浄しているボランティア団体「あらいぐま岡山」は9日、劣化が進み、洗浄できなかった写真の供養会を同町箭田の元田集会所で開いた。

 あらいぐま岡山のメンバーや写真の持ち主ら約30人が参加。写真が入った段ボール5箱を祭壇に置き、吉備寺(同所)の杉岡正規住職(55)ら真備町仏教会の住職8人が読経した。参加者は目を閉じて手を合わせた。

 同町地区で自宅の1階が浸水した女性は自身が赤ちゃんの時や家族で旅行した際に撮った写真を供養した。「元に戻らなかったのは残念だけど、これで少し心の整理がついた」と話した。

 写真は近く同町地区内で焼却する予定。

 あらいぐま岡山は昨年9月から12万枚以上の写真洗浄を続けている。依頼は今も増えており、事務局の森田靖さん(60)=岡山市北区=は「写真が1枚でも多く被災者の手元に戻るよう、引き続き活動を続けたい」としている。

(2019年06月10日 20時36分 更新)

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