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新プラネタリウムで入場者が急増 倉敷科学センター、改装で効果

1億個の星を投影できる新プラネタリウム
1億個の星を投影できる新プラネタリウム
 倉敷科学センター(倉敷市福田町古新田)で今春改装したプラネタリウムの入場者が急増している。岡山県内初となる最新の投影システムの導入により、改装前の4000倍の星が映せるようになるなど性能が大幅にアップ。上映再開(3月27日)から2カ月間の入場者は、前年同期の約2.4倍の1万7598人に上り、同センターは「予想以上のリニューアル効果」と喜んでいる。

 瀬戸内の風景を映し出したドーム状のスクリーン。夜が深まるにつれ、銀の砂粒をまいたように、数え切れない星々が浮かび上がる。家や工場の明かりが全くない状態で見られる倉敷市の上空を忠実に再現し、星座などを学芸員が解説する。

 改装前からよく訪れていたという浅口市の小学5年男子(11)は「想像していたよりずっときれい。本当の夜空を見ているような迫力があった」と興奮気味に話した。

 総事業費4億8千万円をかけ改修した新プラネタリウムは、コンピューターと連動させたハイブリッド型の光学式恒星投影機を採用し、約1億個の星が再現できる。最新のテレビ放送を上回る超高精細画質「10K」で映し出される倉敷の景色や、専用の投影機で不意に現れる流星なども見どころとなっている。

 この世界最高水準のプラネタリウムを体験しようと、3月27日のリニューアルオープン以降、天文ファンや親子連れらが続々と来場。10連休だったゴールデンウイークは連日ほぼ満席の状態が続き、チケットが売り切れて見られない人も出たという。

 4月の入場者は前年(2889人)を大きく上回る7957人を記録。リニューアル効果を加味した上で5月末と見込んでいた入場者1万人も4月29日に突破し、その後も週末を中心に好調な客足が続いている。

 三島和久学芸員は「最新のデジタル技術をプログラム作りや解説の充実につなげ、これまで以上に宇宙の神秘や魅力を伝えていきたい」と話している。

(2019年05月31日 16時33分 更新)

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