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参院岡山選挙区、各党早くも火花 野党一本化で戦いの構図固まる

石井正弘氏(左)と原田謙介氏
石井正弘氏(左)と原田謙介氏
 参院選を巡る野党5党派の候補者調整で29日、岡山選挙区(改選数1)は共産が新人の住寄聡美氏(36)の擁立を取り下げ、立憲民主新人で元NPO法人代表の原田謙介氏(33)への一本化が決まったことで、戦いの構図がほぼ固まった。同選挙区には再選を目指す自民現職の石井正弘氏(73)が出馬予定で、2016年の前回改選と同様に事実上の与野党一騎打ちとなる公算。決戦に向け、岡山県内の各党は早くも火花を散らした。

 県内の野党は立民、国民民主など旧民進勢力が選対本部を設けて参院選の準備を進める一方、立民、共産、社民などは合同の街頭演説を重ねるなど接点を保ってきた。候補者調整は中央に委ねていたが、一本化の方向性では一致していた。

 合意を受け、立民の高原俊彦県連代表代行は「安倍政権に不満や不安を抱く幅広い人の思いを受け止め、今の政治の流れを変えたい」と説明。共産の植本完治県委員長も「心から歓迎する。一番力が発揮しやすい形にして本格的な運動をしていく」と述べた。

 支援の枠組みや態勢づくりはこれからで、国民の津村啓介県連代表は「時間との闘い。他党とも歩調を合わせ、実質的な野党共闘につなげたい」と対応を急ぐ考えを示した。

 受けて立つ与党。自民の天野学県連幹事長は「一本化は想定内。選挙目当ての合意にすぎず、有権者にしっかり判断してもらいたい」と議席死守の構えを強調。6月2日には国会議員や地方議員を集めた合同会議を岡山市内で開き、挙党態勢で臨むことを確認する。

 石井氏を推薦する公明の増川英一県本部代表代行は「少子高齢化などの課題解決には安定政権が不可欠。わが党の比例候補とともに連立与党での勝利を目指す」と力を込めた。

(2019年05月29日 23時08分 更新)

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