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初夏告げるかれんなトキソウ 和気・県自然保護センターで見頃

淡いピンク色の花がかれんなトキソウ
淡いピンク色の花がかれんなトキソウ
 環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているトキソウが、岡山県自然保護センター(岡山県和気町田賀)で見頃を迎えている。淡いピンク色のかれんな5千株が湿原に彩りを添え、訪れた人の目を楽しませている。

 トキソウはラン科の多年草。色がトキの羽に似ていることから名付けられ、10~20センチの細い茎の先に直径2センチほどの花を咲かせる。以前は県内全域で分布していたが、湿地の開発などで減少。現在の自生地は龍泉寺(岡山市北区下足守)や国天然記念物・鯉が窪湿原(新見市哲西町矢田)などに限られている。

 自然保護センターでは1991年の開所時から、湿生植物園(約0・8ヘクタール)で種の保全に取り組んでいる。今年は例年並みの5月中旬から咲き始めた。6月上旬ごろまで楽しめるという。

 同センターは「湿原の環境整備に力を入れたことから、例年以上に咲きそろった。初夏を告げる優美な姿を楽しんで」としている。

(2019年05月29日 13時42分 更新)

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