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笠岡でイノシシ捕獲「AIわな」 被害深刻化の北木島に市が設置

AI機能を搭載した囲いわなの使用方法を確認する地元の有志や市職員
AI機能を搭載した囲いわなの使用方法を確認する地元の有志や市職員
 イノシシ被害が深刻化している笠岡諸島の北木島に、人工知能(AI)機能などを搭載したハイテクの「囲いわな」が仕掛けられ、捕獲頭数の大幅アップに期待が高まっている。

 囲いわなは、縦横各約5メートル、高さ約2メートル。わなには捕獲支援システム「WebAIゲートかぞえもんAir」が取り付けてあり、赤外線センサーでイノシシの出入りを把握する。設定した頭数以上のイノシシがわなに入ると、ゲートが自動的に閉まる仕組みとなっており、群れごと捕まえることもできるという。

 ゲートが閉まると登録したアドレスにメールが送信され、わなの見回りの手間も省ける。自宅の畑がイノシシ被害に遭った男性(73)=同市=は「イノシシは年々増えているように感じる。人的被害が起きるのではと心配。新たなわなで一網打尽にできれば」と話していた。

 総事業費約125万円。北木島では、2016年度からイノシシ被害の通報が急増しており、市と猟友会が計約10カ所にわなを設置し、地元の有志らが餌付けやわなの見回りを行っている。17年度に4頭、18年度に9頭を捕獲。19年度は5月16日までに、3頭を捕獲したという。

 市農政水産課は「見回りをしてくれる地元の人の負担を軽減するとともに、効率良くイノシシを捕まえる態勢を整えていきたい」と話している。

(2019年05月24日 14時47分 更新)

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