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洪水調節へ旭川ダム活用を計画 中国地方整備局が変更案まとめる

旭川水系河川整備計画の変更案を了承した語る会
旭川水系河川整備計画の変更案を了承した語る会
 国土交通省中国地方整備局は21日、旭川水系の国管理区間(百間川を含む河口から30・4キロ)で策定している河川整備計画について、西日本豪雨を超える大雨に対応するため、旭川ダム(岡山市北区建部町鶴田)の洪水調節機能を高める変更案をまとめた。

 想定する水害規模は、現行の「30~40年に一度の大雨」から豪雨を上回る「70年に一度の大雨」に設定。旭川ダムにバイパスとなる放流用の水路などを設置する「既存ダム有効活用」▽旭川支流の宇甘川流域にダムを設ける「新規ダム建設」▽岡山市中心部で堤防を整備し、市街地の橋を高い位置に付け替える「河道掘削」―の3案の中から、コストや用地買収の有無などを比較し「既存ダム有効活用」を採用する。

 この日、岡山市内で開かれた有識者による「明日の旭川を語る会」で変更案が示され、了承された。座長の前野詩朗岡山大大学院教授は「被害を防ぐには川の流量を減らし、水位を下げることが重要。ダムを再生して事前放流するのは有効な手段だ」と述べた。

 変更案は県、関係省庁との協議を経て、6、7月ごろに正式決定。その後、具体的な手法などを検討した上で整備に着手する。

(2019年05月21日 21時36分 更新)

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