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蘖俳句会が発足30年で意欲新た 近畿在住の県北出身者らメンバー

例会で作品について語り合う蘖俳句会の会員=21日
例会で作品について語り合う蘖俳句会の会員=21日
 近畿地方在住の岡山県北出身者らでつくる「蘖(ひこばえ)俳句会」が発足30周年を迎えた。平成の時代とともに歴史を重ね、会員同士の親睦を深めてきた。令和になって最初の例会が21日、大阪市であり、会員は句作への意欲を新たにし、会の発展を誓った。

 蘖俳句会は1989(平成元)年4月、美作地方出身の人たちによる作州近畿会(2009年に解散)の文化活動として、有志が結成。例会は毎月第3火曜日に開き、21日で361回を数えた。

 この日は男女6人が出席し、短冊にしたためてきた作品を提出。作者の名前を伏せて清書した紙を回し読みした後、気に入った他人の句を発表した。「薫る風 黄金の麦と戯れり」という句を選んだ奈良県生駒市の宮田衛さん(77)=真庭市出身=は「70年ほど前の古里の情景を思い出す」と語った。

 近畿地方各地で俳句教室の講師を務める奈良市の西尾一さん(84)=岡山市出身=もメンバーの一人。「みんな同じ岡山県人。仲が良く、純粋に俳句を楽しんでいる。毎回、参加が待ち遠しい」

 現在の会員は70、80代を中心とした11人。最盛期だった20年前の15人から減り、高齢化も進む。会を主宰する大阪府河南町の内田満さん(82)=津山市出身=は「新たな会員も募り、古里の縁を広げていきたい」と話した。

(2019年05月22日 08時11分 更新)

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