山陽新聞デジタル|さんデジ

日本遺産に笠岡、香川「石の島」 備讃諸島の石切り技術を評価

日本遺産「知ってる!?悠久の時が流れる石の島」の構成文化財の一つ・北木島の丁場。2017年4月に展望台が設置された
日本遺産「知ってる!?悠久の時が流れる石の島」の構成文化財の一つ・北木島の丁場。2017年4月に展望台が設置された
日本遺産に笠岡、香川「石の島」 備讃諸島の石切り技術を評価
 文化庁は20日、地域の有形・無形の文化財にまつわるストーリーを認定して魅力を発信する2019年度「日本遺産」に、笠岡市と香川県丸亀市、土庄町、小豆島町の「知ってる!?悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島~」など16件を選んだ。総認定件数は東京を除く46道府県の83件に広がり、うち岡山は最多の兵庫(8件)に次ぐ6件となった。

 「石の島」は近世城郭を代表する大坂城の石垣、近代化を象徴する日本銀行本店本館をはじめ、わが国の建築文化を支えてきた瀬戸内海・備讃諸島の花こう岩と石切り技術がテーマ。北木石の採石が現在も続く北木島の丁場(石切り場)や石工用具、古代の巨石信仰を伝える大飛島遺跡(いずれも笠岡市)など45件で構成する。関係地域の連携により、石の文化を通じた観光振興が大いに期待できると評価された。

 過去の認定遺産の内容変更もあり、岡山、倉敷、総社、赤磐市の「『桃太郎伝説』の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘(いざな)う鬼退治の物語~」の構成文化財に、鬼神・温羅(うら)の首をさらしたとされる白山(はくさん)神社の首塚(岡山市)を追加。倉敷市などの「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」には7市町が加わり、16道府県の計45市町に拡大した。

 日本遺産は15年度に創設され、本年度は72件の申請から有識者委員会が選定した。東京五輪・パラリンピックがある20年度までに100件程度に拡充する。

(2019年05月20日 22時43分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ