山陽新聞デジタル|さんデジ

皇室ゆかり「主基田」で田植え 吉備中央で児童ら手作業

主基田で苗を植える児童ら
主基田で苗を植える児童ら
 平安時代、天皇の皇位継承に伴う重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」に使う米を栽培していたとされる岡山県吉備中央町豊野の「主基田(すきでん)」で18日、恒例の「お田植え祭」が開かれ、地元児童らが手作業による昔ながらの田植えに挑戦した。

 豊野小(同所)の5年生9人や保護者ら計約30人が参加。児童らは地元住民でつくる主基田保存会のメンバーから植え方のこつを教わった後、はだしになって円形の水田(約3アール)に入った。ぬかるみに足を取られそうになりながらも、横一列になって丁寧に苗を植えていった。

 女子(10)は「泥のぬるぬるとした感触が気持ち良かったけど、動きづらくて大変だった」、女子(11)は「おいしい米になってほしい。秋の収穫が楽しみ」と話した。

 主基田は同保存会が管理し、毎年児童が田植えと収穫を体験。2013年には五穀豊穣(ほうじょう)に感謝する宮中祭祀「新嘗祭(にいなめさい)」に献穀しており、森恭一会長(69)は「皇室とゆかりの深い水田。天皇陛下の即位を祝う気持ちを込めて大切に育てたい」と表情を引き締めた。

(2019年05月18日 19時16分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ