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鏡野町の対応「不十分」と百条委 社協寄付金紛失問題で調査報告案

 2012年に岡山県鏡野町社会福祉協議会への寄付金を扱う同町の担当課で現金が紛失した問題を巡り、真相究明を進めている町議会の調査特別委員会(百条委員会)は17日、「町の対応は不十分」とする報告書案をまとめた。町に寄付者や町民への謝罪と業務改善策の作成を求めている。

 報告書案では、町の対応を「初期段階で事実の究明より『穏便な処理』、『可能な限り事実を公にしないこと』を旨とした」と指摘。信頼回復のため、社協への損害賠償、町長と社協理事長の兼務解消などを盛り込んだ。31日に案を最終決定し、議長に提出する。

 この問題では、香典返しなどに代える社協への寄付金で、12年2~4月に窓口の一つの町で受け付けた計16万円がなくなった。議会は業務上横領容疑の時効(7年)が迫っているとして今年1月に百条委を設置した。

 計10回の調査で町長らの証人喚問などを行ったが、明確な証拠を見いだせずに紛失の経緯は特定できなかった。

(2019年05月17日 21時20分 更新)

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