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陶芸家沖塩明樹さん“最後の個展” 倉敷で花瓶や皿700点

沖塩さんの作品が並ぶ「回顧展」の会場
沖塩さんの作品が並ぶ「回顧展」の会場
 倉敷、牛窓で作陶し2002年に亡くなった陶芸家沖塩明樹さんの作品を展示販売する“最後の個展”が17日、倉敷市阿知の融民芸店で始まった。使いやすく温かみのある民芸陶の魅力があふれている。21日まで。

 倉敷市出身の沖塩さんは全国各地で修業し、1964年、同市酒津に倉敷みなと窯を築いて独立。83年には牛窓町(現・瀬戸内市)に寒風春木窯を開いた。98年には倉敷民芸館開館50周年記念特別賞を受賞している。

 今回、瀬戸内市に残る窯を閉じることになり、作品を整理。一部を各地の民芸館などに寄贈し、大半の作品を一堂に集めて回顧展を開くことにした。

 会場には、抹茶わんや花瓶、皿、急須など約600~700点に加え、ぐいのみや箸置きなどの小品も多く並ぶ。さまざまな師の元で学び、多彩な技法を身に付けた沖塩さんのファンは今も多く、開店前から店前で待つ人も見られた。

 岡山市北区の自営業男性(51)は「日常使いでき、主張の激しくない素朴さが魅力。沖塩さんの作品は盛る料理が生きる」と見入っていた。

 午前10時~午後6時。問い合わせは同店(086―424―8722)。

(2019年05月17日 20時28分 更新)

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