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春の県高校野球が3球場で開幕 就実、興譲館、山陽など初戦突破

【美作―興譲館】興譲館9回表2死二、三塁、下浦の右前適時打で8―5とする。捕手徳山=倉敷マスカット
【美作―興譲館】興譲館9回表2死二、三塁、下浦の右前適時打で8―5とする。捕手徳山=倉敷マスカット
 春の岡山県高校野球大会(山陽新聞社後援)は27日、倉敷市のマスカットスタジアムなど県内3球場で開幕し、1回戦8試合があった。

 初出場の就実は金光学園を6―1で下し、大会初勝利を飾った。興譲館は3点を追う九回に6点を挙げ、美作を8―5で破った。山陽は17安打を浴びせて商大付に7―3で勝ち、笠岡商は岡山工に9―0の七回コールドで大勝した。このほか、岡山南、岡山東商、倉敷工、作陽が初戦を突破した。

 開会式では、商大付の片山颯真主将(3年)が「私たちの時代、令和の始まりにふさわしい、はつらつとしたプレーで大会を盛り上げる」と選手宣誓した。

 第2日の28日は、昨秋の県大会で8強入りしたシード校が登場し、2回戦8試合がある。


 ▽1回戦

就実
004001010|6
010000000|1
金光学園

(就)松本―池田
(金)高村、守屋、小池、伊藤―中西

▽本塁打 高村(金)
▽三塁打 近藤(就)▽二塁打 前原(就)▽暴投 松本(就)伊藤(金)

 【評】就実は右腕松本が粘り強く最少失点で完投した。打線は先制された直後の三回、古賀、杉本、冨山の3連打などで1死満塁とし、江田の内野ゴロの間に同点。なおも2死二、三塁から大森、前原の連続適時打で3点を勝ち越した。

 金光学園は高村のソロで先制したが、盗塁死や走塁の判断ミスで好機を逃した。4投手の継投は後手に回った印象。

興譲館
200000006|8
101000300|5
美作

(興)芦内、大森―下浦
(美)植田、庄司―徳山

▽二塁打 沖久、福本2、長畑(興)政岡(美)▽暴投 庄司(美)

 【評】興譲館が九回に打者10人で6点を奪い、試合をひっくり返した。2死一塁から長畑が中前打でつなぎ、福本の左中間二塁打で1点差。さらに連続敵失と暴投で逆転し、下浦の右前適時打で2点を加えた。10安打5失点の先発左腕芦内を攻撃陣がカバーした。

 美作は3安打4打点の4番政岡ら打線は力を発揮した。土壇場のミスが悔やまれる。

山陽
120000031|7
100000020|3
商大付

(山)林、長山、内藤―宮本
(商)祐森、松本、橋本―福田

▽三塁打 久戸瀬(山)天野、今田(商)▽二塁打 宮本(山)▽暴投 祐森(商)▽捕逸 福田(商)

 【評】山陽は四回を除く毎回の17安打と打線が活発だった。同点の二回に宮本と森原の適時長短打で2点を勝ち越し。八回は代打田中、久戸瀬のタイムリーなど2犠打を挟む5連打で突き放した。8犠打と小技もさえた。先発の右腕林は7回を3安打1失点の好投。

 商大付は八回に天野と今田の連続三塁打などで2点を返したが、投手陣が打ち込まれた。

岡山工
0000000|0
000045×|9
笠岡商
(七回コールド)

(岡)川野、金谷―武本
(笠)藤原由、大塚―三宅

▽三塁打 三宅(笠)▽二塁打 三宅、西井(笠)

 【評】笠岡商が好機に畳み掛けた。五回は2四球と内野安打で1死満塁とし、三宅の走者一掃の三塁打、西井の犠飛で一挙4点。六回は5短長打を集めて5点を加え、一気に勝負を決めた。先発藤原由は低めを突いて連打を許さず、バックも無失策でもり立てた。

 岡山工は主戦左腕の川野が六回途中8失点と誤算。打線も好機につながりを欠いた。

古城池
000010100|2
00030001×|4
岡山南

(古)平光、玉岡―大井
(岡)万代、高城―松井

▽三塁打 土屋(古)▽二塁打 井上、児島(岡)▽捕逸 松井(岡)

 【評】岡山南が競り勝った。四回1死二、三塁から児島の適時打、藤原の犠飛で3点を先取。3―2の八回は2死一、三塁から重盗を決め、貴重な追加点を奪った。万代、高城の継投で5安打に封じたが、4失策の守備は不安定だった。

 古城池は四回から登板の玉岡が被安打2と好投。浜谷、土屋の適時打で追い上げたが、及ばなかった。

玉野
0100000|1
600201×|9
岡山東商
(七回コールド)

(玉)吉岡、磯野、小南、武良―井下
(岡)赤井、宮本―南石

▽三塁打 小田、豊島(岡)▽二塁打 赤井、小田(岡)▽暴投 小南(玉)

 【評】岡山東商は一回の大量6得点で主導権を握った。2四球と敵失で1点を先制し、さらに青木、仲前、赤井の適時短長打で畳み掛けた。四回は豊島と小田の連続長打と犠飛で2点。5回を投げた左腕赤井は制球に苦しみ、毎回走者を出しながら要所を締めた。3失策の守りは課題だ。

 玉野は二回、1点を返した後の無死一、三塁の好機を生かしたかった。

東岡山工
100100000|2
02030012×|8
倉敷工

(東)宮崎、田中陽、山家―木田
(倉)高田、石井―弓取

▽三塁打 仁熊(倉)▽二塁打 横井(倉)▽暴投 田中陽2(東)

 【評】倉敷工は2―2の四回、仁熊、中谷の連打と暴投で1死二、三塁とし、友杉の2点中前打で勝ち越し。さらに2死二塁から村中が初球を二遊間に打ち返し適時打とするなど、積極的な打撃が光った。右横手の石井が5回無失点と好救援。

 東岡山工は相手と同じ10安打も、河本が先制打を放った後の一回1死満塁など序盤の好機を生かし切れなかった。

朝日
0000000|0
150030×|9
作陽
(七回コールド)

(朝)前川、坂元―丸尾、大塚
(作)川瀬―合田

▽二塁打 後藤、細坪、吹野(作)▽ボーク 坂元(朝)

 【評】完勝の作陽は3スクイズを含む6犠打を絡めた攻めが見事。二回は川瀬のスクイズと押し出し四球で加点し、細坪が中越えに3点二塁打を放った。五回は合田、川瀬が連続スクイズを成功。川瀬は投げても右横手からのスライダーが切れ7回零封。

 朝日は記録に表れない拙守も多く、ほころびを突かれた。六回無死満塁で反撃に出たかった。

(2019年04月27日 22時35分 更新)

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