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久米南・誕生寺で厳か「練供養」 参道に金色の面着けた菩薩行列

参道を練り歩く菩薩行列
参道を練り歩く菩薩行列
 浄土宗の開祖・法然上人ゆかりの誕生寺(岡山県久米南町里方)で21日、二十五菩薩(ぼさつ)練(ねり)供養(県重要無形民俗文化財)が行われ、県内外から訪れた参拝者が金色の面を着けた菩薩行列を見守った。

 同寺の練供養は、室町時代から続く「会式法要」の中心行事。日本三大練供養の一つに数えられている。法然上人の両親を現世から極楽浄土にいざなう様子を表しているとされる。

 法衣(ほうえ)をまとい、観世音や文殊といった菩薩面を着けた信徒ら25人が、僧侶や稚児の行列とともに、浄土に見立てた本堂(国重要文化財)を出発。付き添いの信者に手を引かれながら参道をゆっくりと進み、約300メートル先の娑婆(しゃば)堂を往復した。

 参道脇に集まった参拝者たちは、厳かな行列が目の前を通ると合掌。95歳の母親と呉市から訪れた男性(69)は「平成の最後に念願の会式に参列できて感無量。たくさんの菩薩を拝むことができ、厳粛な気持ちになります」と話した。

(2019年04月26日 19時21分 更新)

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