山陽新聞デジタル|さんデジ

おばの遺産について、おいやめいには遺留分はない?

Q:私の叔母が亡くなりました。叔母は兄弟姉妹の一番下の妹です。叔母は独身で、子供もいません。叔母は、叔母の亡兄(一番上の兄)の息子に全ての財産を相続させるとの遺言書を残していました。私は叔母の亡兄(二番目の兄)の息子です。私に遺留分はあるのでしょうか。

A:相続に関し遺言書がある場合、おいやめいには遺留分なし

 あなたに遺留分はありません。遺留分を有するのは兄弟姉妹を除く相続人、すなわち直系卑属(子、その代襲相続人、再代襲相続人)、直系尊属(親、祖父母)及び配偶者です。胎児も生きて生まれれば、子としての遺留分を持ちます。

 亡くなった方(被相続人)の兄弟姉妹が、被相続人より先に亡くなっていた場合、その子が相続します。これを代襲相続といいます。

 しかし、ご相談の内容のように、特定の相続人に遺産を相続させる内容の遺言書がある場合、兄弟姉妹が遺留分を有しないのと同様、その子(おい、めい)も遺留分を有しませんので、その相続人に対して遺留分を主張(具体的には遺留分減殺請求権の行使)することはできません。

 なお平成30年7月6日、民法の相続法を改正する法律(改正相続法)が成立し、同月13日公布されました。改正相続法は、原則として令和7月1日に施行されます。

 遺留分に関しては、遺留分権利者の範囲について変更はありませんが、遺留分減殺請求権を行使した場合の効果について改正されましたので注意が必要です。

(2019年04月26日 15時20分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ