山陽新聞デジタル|さんデジ

瀬戸内国際芸術祭2019が開幕 アート巡る非日常の“島旅”へ

参加アーティストのパフォーマンスに見送られながら、高松港から島に向かう観光客=高松市
参加アーティストのパフォーマンスに見送られながら、高松港から島に向かう観光客=高松市
「瀬戸内国際芸術祭2019」の開幕を盛大に祝う関係者ら=高松市
「瀬戸内国際芸術祭2019」の開幕を盛大に祝う関係者ら=高松市
 現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2019」(香川県などでつくる実行委主催、瀬戸芸)が26日、岡山、香川両県の島々と港を舞台に開幕した。瀬戸内海の美しい自然景観にマッチした個性的な作品が人気のイベント。10連休のゴールデンウイークを前に初日から観光客が大勢訪れ、非日常の“島旅”を楽しんだ。

 季節別に3会期を設け計107日。春は5月26日までで、岡山2(玉野市・宇野港、岡山市・犬島)と香川8(直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、沙弥島、高松港)の計10会場に約150作品を展示し、平成から令和に移る時代の節目を彩る。

 島々を結ぶ船が発着する高松港会場での開会式には、作家や制作を手伝った地元住民、各国大使館関係者ら約700人が出席。実行委会長の浜田恵造香川県知事が「アートを巡る旅を満喫してください」と開会宣言すると、青色や銀色のテープが式場いっぱいに放たれ、世界的なアートイベントの“出港”を祝った。

 同会場は早速、作品を楽しむ女性グループや桟橋で乗船を待つ家族連れらでにぎわった。中国・上海在住のドイツ人建築家ダーク・チュンケさん(48)は「瀬戸芸は上海でも名前が知られている。有名建築家が手掛けた豊島美術館を見るのを楽しみにしている」と声を弾ませていた。

 瀬戸芸は、人口減と高齢化に悩む島々をアートの力で盛り立てようと2010年から3年に1度開催。過去3回とも国内外から延べ約100万人が訪れ、地域再生のモデルケースとして注目されている。

 27日からの10連休は大混雑が予想される。実行委は交通手段の船やバスを増便するなどの対策を講じている。

 夏会期は7月19日~8月25日。香川西部の4島(本島、高見島、粟島、伊吹島)も加わる秋会期は9月28日~11月4日。全作品数は213に上る予定。

(2019年04月26日 22時12分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ