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小児がん患者の復学支援へパンフ 保護者向けに就実大准教授ら作成

小児がんの子を持つ保護者のために作ったパンフレット(左)とこれまでに作った絵本など
小児がんの子を持つ保護者のために作ったパンフレット(左)とこれまでに作った絵本など
 小児がんの子どもたちの就学・復学を支えようと、森口清美・就実大准教授(小児看護学)らの専門チーム「school reentry(スクリエ)」が保護者向けのパンフレットを作った。診断を受けた親子らの実体験と、医療関係者、学校の先生らの話を基に、入院から退院、復学までに必要な手続きや注意点を具体的にまとめた。

 スクリエ(代表・大見サキエ岐阜聖徳学園大教授)は、全国の大学教員や医師らで組織。白血病にかかった女児が入院生活を送り、復学するまでを物語にした絵本「おかえり!めいちゃん」や、子ども向けと教員向けのパンフレット2種類を昨年春に作った。

 今回は保護者向けで、入院直後、入院中、退院の準備から復学まで、復学後の4段階に分けて説明した。入院したときは、家族で役割分担して協力し合い、ソーシャルワーカーといった家族以外の人も頼ることを推奨。入院中も友達や先生とのつながりを持ち続け、きょうだいの頑張りも褒めるなど、体験に基づいたアドバイスや体験者のコメントが掲載されている。

 全国150のがん拠点・連携病院に配布、希望者はスクリエの専用サイトから無料でダウンロードできる。

 森口准教授は「がんと診断されると、子どもはもちろん、保護者も大きなショックを受ける。退院できるというゴールを見据え、自分にできそうなことから実践してほしい」と話していた。

(2019年04月22日 14時46分 更新)

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