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博物学者・佐藤清明さん業績紹介 21日から倉敷で特別陳列

佐藤清明さん
佐藤清明さん
スケンク博士が佐藤さんに贈った貝の標本
スケンク博士が佐藤さんに贈った貝の標本
 岡山県里庄町出身の博物学者・佐藤清明さん(1905~98年)の業績を紹介する特別陳列が21日から、倉敷市立自然史博物館(同市中央)で開かれる。今回、新たに米スタンフォード大のヒューバート・スケンク博士との交流にもスポットを当てる。

 佐藤さんは、金光中(現・金光学園高)を卒業後、清心女子高などで理科や生物を指導。植物学や民俗学など幅広い分野の調査・研究に励み、牧野富太郎、南方熊楠らとも親交があった。

 特別陳列は、顕彰活動に取り組む佐藤清明資料保存会と里庄町立図書館、同博物館の共同企画。備前地域の貝の標本を送ってほしいというスケンク博士からの手紙や、返礼品として送られた米西海岸の貝の標本、同博物館が所蔵する「佐藤清明植物標本コレクション」の一部など約50点を出展する。

 保存会によると、遺族が里庄町に寄付した資料の中から今年2月、スケンク博士からの手紙が見つかったという。佐藤さんが送った標本は、博士が1938年に発表した、日本周辺のハイガイは熱帯域とは異なる新種とする論文に用いられた。スケンク博士は後に、連合国軍総司令部(GHQ)の天然資源局長官を務めた。

 特別陳列は5月19日まで。問い合わせは同博物館(086―425―6037)。

(2019年04月20日 13時09分 更新)

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