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倉敷に「日本遺産センター」整備 市推進協が19年度計画決める

2019年度事業計画を決めた倉敷市日本遺産推進協議会の会合
2019年度事業計画を決めた倉敷市日本遺産推進協議会の会合
倉敷に「日本遺産センター」整備 市推進協が19年度計画決める
 倉敷市日本遺産推進協議会(会長・伊東香織市長)は17日、2019年度の事業計画を決めた。情報発信拠点となる「市日本遺産センター」の整備や西日本豪雨で被災した真備町地区の構成文化財を活用した観光振興など12事業を行い、日本遺産の魅力をPRし、郷土への愛着の醸成や地域活性化につなげる。

 計画では、センターは倉敷、児島、玉島の3地区に1カ所ずつ設置。映像上映やパネル展示を通じ、「繊維のまち」「桃太郎伝説」「北前船」の三つのストーリーにまつわる施設や遺跡などの構成文化財を紹介する。協議会事務局の市日本遺産推進室によると、具体的な設置場所は決まっていないが、既存施設を利用するという。

 豪雨からの復興事業としては、桃太郎伝説の構成文化財に認定された箭田大塚古墳(真備町箭田)を舞台にしたイベント開催を検討する。ほかに、市内の高校生が企画提案する魅力発信の取り組みを支援したり、国内外からの観光客向けに徒歩や自転車で構成文化財を周遊できるコースを載せたガイドブック(日本語、英語版)を製作したりする。事業費は計2026万円。

 この日、識者や観光、商工関係者ら15人で構成する協議会の会合が市役所であり、19年度事業計画を承認した。伊東会長は「豪雨からの復興に向けて多くの人に来てもらえるよう、日本遺産をしっかりと活用していく」と話した。

 倉敷市では、17年に繊維のまち、18年に桃太郎伝説と北前船にまつわる文化財で構成するストーリーが文化庁の日本遺産に認定された。市内の構成文化財は計41件(重複除く)。

(2019年04月17日 21時40分 更新)

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