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就実学園「森の学校」活用10年 環境学習拠点や地域交流の場に

10周年を迎えた「就実・森の学校」。記念のコンサートに向けて高校生がリハーサルに取り組んでいる
10周年を迎えた「就実・森の学校」。記念のコンサートに向けて高校生がリハーサルに取り組んでいる
 学校法人就実学園(岡山市中区西川原)が、市郊外に所有する山林(同今谷)を野外教育場「就実・森の学校(森林研修センター)」として活用を始めて10年となる。児童生徒や学生の環境学習の拠点とする一方、地域の交流の場などとしても広く利用されている。

 森の学校は、小中高校・大学などを運営する同学園が1966年に購入した笠井山の東斜面約10ヘクタール。当初は一部をグラウンドとして使う程度だったが、荒廃を防ぐため2010年に間伐や古墳調査を開始したところ、7~8世紀のものとみられる古墳が複数見つかるなどし、豊かな自然や歴史遺産を学びに活用しようと、11年から本格活用している。

 これまでに学園の大学生や中高生らが竹炭作り、自然観察、植生調査といった体験学習や研修を実施。一般にも開放し、岡山市内の幼稚園児が遠足に訪れたり、地元の町内会や公民館活動に利用したりしている。17年には災害時に近隣住民が一時避難所として使えるよう地元町内会と協定を結んだ。

 今後は古墳公園の整備や赤松林の再生にも取り組む計画で、石田省三・同センター長は「市街地の近くにもまだまだ自然が残っていると感じられる貴重な場所。多くの市民に里山の良さを知ってもらえるよう取り組みたい」と話している。

■21日に記念コンサート


 就実学園は21日午前10時~午後3時、就実・森の学校の10年の節目を記念した「春の訪れコンサート」を現地で開く。

 竹林の特設ステージで、就実高生徒がダンスパフォーマンスを披露するほか、有志による和太鼓演奏やアカペラといった多彩なプログラムを用意。工作教室、バンブーハウスの冒険など自然に親しむ企画もある。

 たけのこご飯、ピザ、たこ焼き、コーヒーなどの屋台も出る。参加無料。事前申し込みが望ましいが、当日参加も可。問い合わせは就実学園(086―271―8117)。

(2019年04月17日 11時31分 更新)

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