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鮮明な宇宙、倉敷で天体写真展 映像作家・上坂さん撮影18点

宇宙のドラマを色彩豊かに伝える天体写真展
宇宙のドラマを色彩豊かに伝える天体写真展
上坂浩光さん
上坂浩光さん
 小惑星探査機「はやぶさ」初号機の旅を描いたCG映画「HAYABUSA―BACK TO THE EARTH」の監督として知られる映像作家・上坂浩光さん(59)=埼玉県=の天体写真展が、倉敷市福田町古新田の倉敷科学センターで開かれている。星の誕生や消滅が生んだ星雲などを高度な撮影、画像処理技術で鮮明に捉え、壮大な宇宙へと誘ってくれる。21日まで。

 上坂さんが栃木県那須町の私設天文台で撮影した18点を展示。特殊なカメラで4800万~440光年先の宇宙を写し、画像処理を施して通常では写りにくい天体も鮮明で色彩豊かに表現している。

 冬の星座・一角獣座の「バラ星雲」は、誕生間もない星々が放つ青白い光に、周囲の水素ガスが赤く反応し、まさにバラの開花を連想させる。「カニ星雲」は超新星爆発の残骸で、赤い輝きが一生を終える星のドラマを映し出しているようだ。

 特殊なフィルターを使用した「馬頭星雲」の鮮明な姿や、国立天文台の依頼で画像処理を施した作品性の高い「アンドロメダ銀河」などもあり、同センターの三島和久学芸員は「映像作家ならではの美しい画像から宇宙の営みを感じられる貴重な機会」と紹介する。

 展覧会タイトルを「宇宙の中のわたしたち」と名付けた上坂さんは「天体を美しいと感じる人間の心理は、どこか宇宙の真理とつながっているのでは。展示からそんな自分に気付いてほしい」と話す。

 午前9時~午後5時15分。入場無料。問い合わせは同センター(086―454―0300)。

(2019年04月16日 12時27分 更新)

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