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吉備中央 オキナグサ見て、育てて 円城寺が境内開放、種子配布も

円城寺の境内でかれんな花を咲かせたオキナグサ
円城寺の境内でかれんな花を咲かせたオキナグサ
 岡山県のレッドデータブックの絶滅危惧1類に指定されているオキナグサを観賞してもらおうと、円城寺(岡山県吉備中央町円城)は2年ぶりに境内を開放。見頃を迎えたオキナグサはかれんな花を咲かせており、見学者の目を楽しませている。絶滅回避を願い、同寺では種子の配布も行っている。

 オキナグサは、日当たりがよく丈の低い草地に育つキンポウゲ科の多年草。春にえんじ色で釣り鐘形の花を咲かせた後、白髪の翁(おきな)を思わせる綿毛の付いた種ができることが名前の由来。かつては全国各地に広く分布していたが、生育適地の減少や園芸目的の採取などで激減している。

 同寺では天艸真諦(あまくさしんたい)住職(62)が10年ほど前、客殿そばの庭に1本の苗を植えたところ、自然に増殖。今では約千平方メートルのエリアに広がっており、今年も3月下旬から咲き始めたという。

 天艸住職は「自然界ではめったに見ることができない希少種。花の観賞だけでなく、栽培にもぜひ挑戦してほしい」と話している。

 庭の開放は29日までで、午前10時~午後5時。返信用封筒に切手を貼り、寺に持参または郵送すれば、5月以降に種子を届ける。問い合わせは円城寺(0867―34―0004)。

(2019年04月16日 15時29分 更新)

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