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岡山市道自転車転倒で男性側敗訴 高裁支部判決「事故回避できる」

 自転車で転倒してけがをしたのは市道上の隙間が原因だとして、岡山市の男性が、道路管理者の岡山市に治療費など計約57万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁岡山支部は12日、「安全性を欠いていたということはできない」として、市に約38万円の支払いを命じた一審岡山地裁判決を一部取り消し、男性側の請求を棄却した。

 判決理由で橋本一裁判長は、男性のロードバイクのタイヤが挟まった路肩部分の排水用の溝(幅約2センチ)について「一定の排水性能を確保する必要があることを考慮すると、隙間の幅が過大とは認めがたい」と指摘。今回の事故以前に同種の事故が発生していない点に触れ「通常は自転車運転者が適切な操作を行うことにより事故を回避することができる」と述べた。

 男性の代理人弁護士は「判決内容を精査し、今後の対応を決めたい」とし、岡山市の大森雅夫市長は「市の主張が認められたと考えている。今後とも安全な道路の管理に努めてまいりたい」とのコメントを出した。

 市は事故を受け、現場に走行注意の看板を設置したほか、新しく整備する道路については溝の幅を2センチ未満として取り組んでいる。

(2019年04月12日 20時50分 更新)

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