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豪雨被災の畑「夢白桃」の花咲く 総社で生産者が人工授粉作業

西日本豪雨の浸水被害を乗り越え、開花した桃畑で人工授粉の作業に励む剣持さん=総社市福谷
西日本豪雨の浸水被害を乗り越え、開花した桃畑で人工授粉の作業に励む剣持さん=総社市福谷
 西日本豪雨で浸水被害に遭った総社市福谷の畑で、桃の花が咲き誇っている。被災後も諦めず手入れをしてきた生産者は喜びつつ、甘い桃をたくさん実らせようと、人工授粉の作業に汗を流している。

 剣持雅さん(43)=総社市=は昨年7月の豪雨で高梁川沿いの桃畑約60アールが浸水。桃の木が流されたり、実が水に漬かったりして収穫を間近に控えた桃の多くが出荷できなかった。

 その後、桃畑には肥料を与えるなどしてきたが、水に漬かった影響は分からず、祈るような気持ちで春を迎えた。4月に入って濃いピンクの花が次々と咲き始めた時には「本当にほっとした」と話す。

 11日には、花粉を持たず自家受粉できない「おかやま夢白桃」の花に、他品種から採取した花粉を散布機で吹き付けていった。

 剣持さんは「今のところ、生育は順調。丹精した桃を消費者に届けたい」と意気込む。夢白桃は7月下旬ごろに収穫期を迎える。

(2019年04月11日 23時24分 更新)

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