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ファジグッズに障害者アート作品 7日のホーム戦で限定販売

ファジアーノ岡山の公式グッズとして限定販売されるトートバッグ
ファジアーノ岡山の公式グッズとして限定販売されるトートバッグ
 サッカーJ2・ファジアーノ岡山は岡山県内の障害者が描いた絵やイラストをデザインに使ったトートバッグを製作、7日にシティライトスタジアム(岡山市北区いずみ町)であるアルビレックス新潟戦で公式グッズとして限定販売する。美術の専門教育を受けていない人の隠れた能力や個性に光を当てる障害者アートの活動盛り上げに一役買う。

 障害者アートを巡っては、岡山市で2017年から「きらぼし★アート展」が開かれているほか、他県では専門の美術館もできている。今回は、そうした動きを後押ししようと、県備前県民局がファジアーノに呼び掛けて実現した。

 バッグのデザイン作りには県内の施設などから26人が参加。昨年11月、ファジアーノのホーム戦を観戦した後、県内外のデザイナー5人と一緒に2日間、取り組んだ。障害者が絵やイラスト、ちぎり絵などの作品を提案し、デザイナーがそれを基に全体の構成を考えて仕上げた。

 公式グッズとなるバッグは3種類で、それぞれ両面に別のイラストが施されている。「勝」の文字に男の子などのイラストを重ねたり、「ファジあーの」の文字の「ー」を「↑(上向き矢印)」にしてJ1昇格を願う気持ちを込めたりしている。ちぎり絵の鳥に目を描き加えたかわいらしいデザインもある。

 就労継続支援A型事業所「ありがとうファーム」(岡山市北区表町)で働く男性(58)は「裏方に注目した」とファジアーノを応援するチアガールや取材する記者を描いた。作品は、12人目の選手としてサポーターを意味する「12」の数字を組み合わせたデザインに仕上がり、「しんどい時もあったけど、やり遂げられて良かった」と男性は言う。

 デザイナーとして参加した中国デザイン専門学校(同船頭町)教員の男性(42)は「バッグのデザインが多くの人の目に触れて評価され、障害のある人たちの自立に少しでも役立てば」と話している。

 バッグは横36センチ、縦26センチでまち付き。2700円。3種類で計90個用意し、午前10時から売り出す。

(2019年04月04日 23時20分 更新)

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