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岡山大の馬教授に「日本農学賞」 国内最高の栄誉、5日に授与式

馬建鋒教授
馬建鋒教授
 岡山大資源植物科学研究所の馬建鋒教授(植物栄養学)が、作物のミネラル輸送の仕組みの解明に貢献したなどとして、日本農学会の「日本農学賞」を受賞した。農学研究分野で国内最高の栄誉とされる賞で、5日、東京都内で授与式がある。

 馬教授は、細胞膜にあり、イネの生育に欠かせない栄養元素・ケイ素の吸収や分配を行う「輸送体」と呼ばれるタンパク質4種類を世界で初めて発見。人体に有害なカドミウムやヒ素の集積に関わる輸送体なども特定した。英科学誌ネイチャーをはじめ有力ジャーナルにミネラル輸送に関する約250本の論文を投稿し、国際会議を国内に誘致するなど一連の業績が評価された。

 日本農学会は農学に関する52の学会・協会で構成。2019年度は、馬教授を含む7人を日本農学賞に選んだ。馬教授は「引き続き研究に精進し、生産性や品質の向上につながる農作物の開発に貢献したい」と話している。

 記録を確認できる1949年以降、岡山大の研究者の受賞は、18年度の国枝哲夫・大学院教授(動物遺伝学)に次いで12人目。

(2019年04月04日 20時41分 更新)

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