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倉敷に「令和池」? 改ざんか グーグルマップで一時表示

1日、倉敷市の地図上に表示された「令和池」。表示は既に消去されている=画像はグーグルマップから
1日、倉敷市の地図上に表示された「令和池」。表示は既に消去されている=画像はグーグルマップから
 米グーグルが提供する地図サービス「グーグルマップ」で一時、倉敷市黒崎にあるため池が「令和池」と表示され、インターネット上で新元号と同じ名称として話題になっている。しかし、ため池を管理する市は「令和池の存在は確認できない」としており、新元号公表後に何者かが同マップを改ざんした可能性が浮上している。

 市耕地水路課によると、池の正式名称は「天池(あまのいけ)」(貯水量8400立方メートル)。築造時期は不明だが、農業用水をためる目的などで利用されてきた。

 同課は新元号が発表された直後の1日昼すぎ、報道機関からの問い合わせでグーグルマップの表記が令和池となっているのに気付いた。ため池の情報を管理する台帳で正式名称を確認した上、地元の農業土木委員や歴史ある寺などに電話で問い合わせたところ、いずれも「聞いたことがない」と返答があった。

 グーグルマップには利用者が表記の変更を提案する機能がある。2日午前までに令和池の表記は同マップから消えたが、画面を保存した画像や存在を主張するウェブサイトがネット上で話題となり、会員制交流サイト(SNS)では「訪れる人が増えそう」などの投稿が続いている。

 グーグルマップを巡っては2015年、国会議事堂や原爆ドームなどの表記を、東京都内の弁護士事務所の名称を使った架空の施設名などに書き換え、同事務所の業務を妨害したとして、軽犯罪法違反の疑いで3人が書類送検された。

(2019年04月02日 18時39分 更新)

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