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福山に前方後円墳らしき地形発見 「御領遺跡」近く、全長50m

佐藤副代表らが発見した前方後円墳とみられる地形
佐藤副代表らが発見した前方後円墳とみられる地形
福山に前方後円墳らしき地形発見 「御領遺跡」近く、全長50m
 福山市神辺町や井原市の歴史愛好者らでつくる「御領の古代ロマンを蘇(よみがえ)らせる会」は、神辺町で前方後円墳とみられる地形を発見した。前方部が三味線のばち状に広がっているように見えることから、古墳時代初頭につくられたと推定。福山市に調査を依頼しており、確認されれば市内で六つ目の前方後円墳となる。

 発見したのは今月6日。佐藤武志副代表(46)=同市=らが調査の一環で集落遺跡「御領遺跡」(同町上御領、下御領)近くの山に入ったところ、住宅地近くで全長約50メートルの前方後円墳のような地形を見つけた。

 地域に詳しい人に聞くと、第2次大戦前までは神社があったという。現地を視察した元県立歴史博物館草戸千軒町遺跡研究所長の篠原芳秀・備陽史探訪の会副会長(70)は「前方後円墳の可能性が高いのでは。確認されれば地域が当時、一大勢力を築いていたことがうかがえる貴重な資料となる」と話す。

 市文化振興課によると、市内で確認されている前方後円墳は二子塚古墳(駅家町)、足長第1号古墳(神辺町)など5基。同会はそのうちの一つ「大東大仙山古墳」を一昨年、神辺町上御領で発見している。佐藤副代表は「大東大仙山古墳とともに神辺地域では最大級の規模になる。山の地権者が判明すれば許可をもらい、測量調査を行うなど市、地域一帯となって解明を進めたい」と話している。

 同会は2014年に発足。200基以上の古墳からなる御領古墳群(同町)の調査や見学イベントの開催など幅広く活動している。

(2019年03月28日 19時47分 更新)

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