山陽新聞デジタル|さんデジ

「宇野のチヌ」廃品交換で“新生” 瀬戸芸前に作業終了、コチヌも

リニューアルを終えた宇野のチヌと柴田さん
リニューアルを終えた宇野のチヌと柴田さん
 4月26日に開幕する「瀬戸内国際芸術祭2019」まで約1カ月。会場の一つ宇野港(玉野市)に設置されているオブジェ「宇野のチヌ」(全長約6メートル、高さ約3メートル)と「宇野コチヌ」(全長3・5メートル、高さ2・5メートル)のリニューアルが終わった。春の海辺で装いも新たに、観光客を出迎える。

 宇野のチヌは10年の同芸術祭作品として制作され、継続展示している。コチヌは前回16年に加わった。いずれも鉄製の枠組みに、うろこやひれに見立てたごみを取り付けているが、風雨にさらされて破損や色あせが目立つため、全体の8割ほどを取り換えた。

 材料には、作者のアートユニット「淀川テクニック」の柴田英昭さん=真庭市出身、鳥取県智頭町=が瀬戸内海の島で集めた漂流ごみのほか、地元住民からも募った家庭ごみも使用した。

 柴田さんやボランティアら約10人が、3月9日から作業。壊れたおもちゃや樹脂製のサンダル、磁器のつぼ、応援用メガホンなど多彩な廃品が絶妙な組み合わせで並び、魚体を虹色に彩っている。

 柴田さんは「今回も多くの人の協力があっていろいろなごみに巡り合え、いい色合いに仕上がった。作業を見に来てくれた人たちの評判もなかなか」と手応えを語った。

(2019年03月24日 10時45分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ