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世界文化遺産向けロードマップ案 ハンセン病療養所登録推進協示す

世界文化遺産と世界の記憶の登録に向けたロードマップ案が示された理事会
世界文化遺産と世界の記憶の登録に向けたロードマップ案が示された理事会
 NPO法人ハンセン病療養所世界遺産登録推進協議会(瀬戸内市)の理事会が22日、同市内であり、同市の国立療養所長島愛生園と邑久光明園が目指す世界文化遺産登録に向けたロードマップ(工程表)案が事務局から示された。専門家らによる学術調査委員会を立ち上げ、2023年度以降に国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提出する推薦書案を作成するとしている。

 世界文化遺産の登録には「顕著で普遍的な価値」を具体的に示す必要がある。ロードマップ案では、学術調査委員会を中心に園内に残る建造物の価値づけや保存管理計画などを策定すると記した。

 関連資料などを対象としたユネスコの「世界の記憶」登録に向けたロードマップ案も提示。療養所入所者らが残した文芸や絵画などの推薦対象リストと保存管理計画を19、20年度で作り、早ければ21年度に申請書案を作るとしている。

 同協議会では今回の案を基に取り組みを具体化する方針。

 この日は理事ら16人が出席。愛生園入所者自治会の中尾伸治会長は「スケジュールが示されたのは一歩前進。限られた時間だが、着実に進めていきたい」と話した。

(2019年03月23日 18時06分 更新)

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